街コンでモテていた男性

初めて街コンというものに参加した時のことです。
市の中心部に行ったので、普段は会えないような人にたくさん出会えた気がします。
合コンはお見合いに近い感じというか、付き合っている人いるの?と聞かれたり、恋愛の方向で話が進むことが多いですが、街コンは違いました。
どちらかというと異性の友達と大人数で遊んでいるという感覚で、飲んでいても、恋愛系の話もでますが、趣味の話だったり、出身高校の話だったり、明るく話せるような感じでした。

 

合コンだと見た目を気にしがちですが、街コンはとにかく話し上手がモテるといった感じでした。
大人数なので、場の空気を読んだり、間を埋めたり、面白い話ができる人が輝いて見えました。
そんな中で、ひときわ輝いていたのが、見た目は決してイケメンではない、身長が160センチくらいの
30歳にしては髪の毛が寂しくなっている男性でした。

 

自虐エピソードやすべらない話のようなものが次から次に出てくる人でした。
でも自分だけがしゃべるわけではなく、人のトークを引き出すのも上手いといった感じでした。
その方がいるテーブルが物凄く盛り上がっているので、主催者がその男性を中心に座らせるという配慮をしました。
10人くらいが座っているテーブルに座った彼でしたが、その能力は収まることはありませんでした。
得意の薄毛ギャグを1発やって自己紹介し場の空気を和ませ、女性でも答えやすい質問をし始めました。
それまで全くコミュニケーションが取れずにいた席でしたが、彼が1人来たおかげで、場の空気が回り始め、それぞれ隣の人と会話ができるような雰囲気になってきました。

 

誰と誰が似合うといったことを瞬時に判断し、自然にカップルを成立させていたり、とにかく気使いができる上に面白いという人でした。
見た目でムリと言っていた女性陣も、だんだんその輝く男性の仕切りに脱帽し、「モテるでしょ?」と笑顔で聞く始末です。
その後、二次会に行ってもその男性は大活躍でした。

 

歌唱力も歌手か!と思うほどあり、平井堅の「POP STAR」というすごい高音の歌を原曲のまま歌いこなしていました。
笑いを取りにいっているせいかとても面白かったです。ダンスも完ぺきでした。
その方は、ダレている時や笑いの足りないとき、みんなが遠慮して歌わない時しか、自分で曲を入れません。
積極性と遠慮するバランスがすごく取れているのです。
街コン9
その男性の魅力に取りつかれたのは女性だけではなく、男性もでした。
最終的にカラオケはその男性に歌ってほしい曲をみんなで入れまくるという状態になりました。
イヤな顔ひとつせず、どんな曲でも歌いこなしているその男性はカッコいいの一言でした。
当然、たくさんの女性から連絡先を聞かれて、その日を終了していました。